Create MOD (1)【Minecraft】

今回から2回に分けてMinecraftのMODである「Create」について説明していきます

 

 

Createとは

https://create.fandom.com/wiki/Create_Mod_Wiki より

 

このMODは、「からくり」と呼ばれるブロック類を追加する大型の工業MODです。

配布ページ : https://www.curseforge.com/minecraft/mc-mods/create

解説ページ(wiki) : https://minecraftjapan.miraheze.org/wiki/MOD%E8%A7%A3%E8%AA%AC/Create

MODの内容以外の特徴としては、日本語に対応していてゲーム内解説が充実している点工業MODでよくある1.12まででなく、それ以降もバージョン*1があり、新しいブロックを使用した建築などにも便利であると言えるでしょう。

 

できること

ほかの工業MODとは違い、電気やエネルギーなどの見えないものではなく、「回転」がメインの動力ですから、歯車やシャフトによって動きのある(男のロマンに溢れた)装置を作ることができます。

 

アイテムを加工する(もちろんGUIの中ではなくベルトコンベアに直接働くものですが)ものだけではなく、「超粘着剤」というものを使ってブロック同士をくっつけることで、ブロックの塊ごと動かしたり、装置を移動させたりもできます。

 

そんなとき、私がこのMODに興味を惹かれたのは、「列車」でした。以降は、その列車についてです。

 

 

列車を作る

超リアルな鉄道MODのRTM(Real Train Mod)はバージョン1.12.2までなので、1.20でリアルな鉄道を敷きたいとなると、私の知っている限りではCreateしかありません

しかし、あくまでもCreateは「からくり」なので、電車というより蒸気機関車が作りやすいようにできています(プレイしてみれば分かりますが、列車を停めると車輪から煙がシュッとででますし)。

 

しかし、どうにか日本の鉄道を再現することも可能です。その作り方について見てみましょう。

 

駅を作る

列車は駅で作ることができます。駅は、列車を運転するときに、ぴったり止められるという機能も持ちます

 

まず、線路を敷きましょう。任意の場所(始点になる場所)で地面に「線路」を右クリックし、任意の場所(終点になる場所)に移動して地面を右クリックすることで、線路を敷けます。この時、線路のプレビューが緑で表示されるので、これを見ながら敷設すると良いでしょう。

 

緑の線路プレビュー

 

この時、「線路が遠すぎる」 「カーブが急すぎる」などで敷設ができない時は、プレビューが赤色になります。この時は可能な終点を探して敷設しましょう。

 

赤の線路プレビュー

 

そして、「鉄道駅ブロック」を任意の直線の線路上で右クリックの上、近くの任意の場所でもう一度右クリックすると駅を設置できます。この時、線路にできる矢印の方向に進んでいる時にしか駅に停車できないので向きに注意が必要です。

 

鉄道駅ブロック

 

列車の最低構成を作る

列車には「1個以上の台車」と「1個以上の列車運転台」が必要です。

 

駅(線路上にないほう)を右クリックし、「新しい列車の作成」をクリックしてください。そして、線路の青い部分を右クリックすると台車が一つできます。このとき、東西南北にまっすぐ伸びている線路の上でしか列車は作れないため、最低でも列車の編成長のそのような線路を作ってください。

 

とりあえず列車として機能するものを作るため、列車運転台を台車の上に置きます。

 

最低構成

 

そして駅ブロックで「列車を組み立て」をクリックすると列車ができる... かと思いきや、完成できません。

 

いつまでたっても(私だけ?)忘れやすいのが「超粘着剤」です。例によって、これを始点で右クリック、終点で右クリックすると超粘着()ができます。(台車は上に出っ張っているブロックを超粘着の範囲に含めればOKです)

 

超粘着剤


これで「列車を組み立て」をすると、列車が動かせます。列車運転台を右クリックすると、wキーで前進、sキーで後退します*2

 

列車の装飾

駅に停車(駅に矢印の向きに近づきながら、「<駅名>に停車」と出たらシフト長押し)し、「列車の分解」をクリックすると列車の編集ができます。

 

青くなっている線路をクリックすると台車を作れます。2つの台車をブロックで繋げて接着すれば2つの台車をもつ車両、車両を複数作れば列車を完成させたときに連結器が作られ、複数両編成ができます。

駅での編集でしか編成は変えられないので、連結は再現できないと言えます。

 

連結器

 

また、「赤色のシート」(染料とクラフトで染色できます)を置くと、座ることができます。運転台の前や座席として有用です。

 

2両編成


Createの台車が幅3ブロックですから、列車は幅3ブロックがおすすめです(幅5ブロックにすると台車がよく見えず不格好)。

内装をつくる時は、トラップドアとCreateのガラス(トラップドア状になっている)を活用すれば幅3ブロックでも十分です。

 

幅3と幅5


ちなみに、「線路」のブロック判定は線路の中央だけなので、左右には低車高な装飾も作れます。(線路にブロックをクリックしても線路のせいで置けないので、工夫する必要があります)

 

路面電車風のなにか

 

どんな列車が作れるか

簡単なものから調べていきます。

 

最大編成長

台車を置ける最大長は128ブロックです。*3しかし、これは1番前の台車から1番後ろの台車までの長さで、連結器の長さも含んでいます。

そうなると、理論上無限になります。

 

最大編成長

 

連結器の長さ

連結器の長さは制限されていません。よって、上記を踏まえると連結器の長さは最大<>ブロックと言えます。

 

連結器が長い

 

貫通路

車両の間を1ブロック以上空けなくても、超粘着剤を工夫すれば貫通路を再現できます

扉を置けば貫通扉も作れます。

 

貫通路

 

台車の数

車両の台車は1 or 2個です。EH510系のような、台車が3つ以上ある列車は作れません。また、連接台車のように台車が1つもない車両も作れません

ちなみに、中間台車は別車両扱いにすれば再現できるのではないか、と思うかもしれませんがこれもできません。

 

おわりに

今回は、どんな列車が作れるかまでです。次回は列車の応用について説明していきます。個人的に、台車がない車両も作れるようになるともっと様々な列車を再現できていいな、と常々思っています。

続く

*1:23/12/16時点では1.20.1まで

*2:マスコン = RTMの操作とは逆ですね

*3:メニュー画面から、眼鏡のマーク/設定/Gameplay Settings/Trains/Max Assembly Length の値(5~128)を変えることによって変えられます。